初期中絶とは?中期中絶とは?
初期中絶と中期中絶の違い
◆ 妊娠11週台まで 初期中絶
点滴による静脈麻酔で5分ほど眠ってもらい、子宮内容物を吸い出します。
◆ 妊娠12週以降 中期中絶
12週以降は、次のように2つの時期に分けられます。
『12週0日~15週3日の場合』
入院した当日に手術を済ませて退院することもできます。ただし、児の形がなくなるため、原則としてご対面はできません。ご対面する場合は次の項目『15週4日以降の場合』と同じ方法での手術となりますが、手術費用は妊娠週数に関係なく15週以降と同じになります。
『15週4日以降の場合』
入院から1日~数日間かけて子宮口を広げて、そのあと陣痛を起こすお薬で産みます。
子宮口を広げる時も、陣痛を起こす時も、どちらも麻酔で痛みを取り除きます。
入院日数は、最短で2日間、最長で7日間。平均3~4日。妊娠週数が大きくなるほど長くなる傾向があります。
児の形が保たれるため、ご遺体とご対面できます。
※神奈川県医師会の指導に従い、患者様がご遺体を院外へ連れ出すことは出来ません。
妊娠週数は誤差が大きいので、診察を受けてみないと分かりません。
妊娠週数は、最終月経の開始日から計算したものと、実際の胎児の大きさから割り出したものとで大きく異なることがあります。胎児の大きさから割り出したものが正しい妊娠週数となります。
たとえば、最終月経から計算した妊娠週数が15週であっても、実際に診察を受けてみて胎児の大きさが10週の大きさであれば、正しい妊娠 週数は10週となります。この場合、妊娠10週として扱われますので、初期中絶となります。つまり、初期中絶なのか中期中絶なのかについては、診察を実際に受けてみないと分からないということです。
『 妊娠が進んで大きいから、もう中絶できない! 』とあきらめる前に。
最終月経から計算すると妊娠24週くらいで、日本の法律で中絶が認められている妊娠週数(妊娠22週未満)を超えているように思えても、 実際に診察してみると胎児の大きさから妊娠20週くらいということも珍しくなく、この場合、中絶手術を受けられることになります。
→ 次ページ『 中絶手術の同意書について 』・『 診察から手術までの流れ 』
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※診察の予約です。手術の予約ではありません。
※手術の予約をするかどうかは、診察を受けたあとにその場で決めても良いですし、予約せず帰宅してから考えることもできます。予約する場合は再び来院が必要です。